グーグルアナリティクス – 内部トラフィックを除外するには

ウェブ運用

自身のウェブサイトへのユーザーの流入を計測、分析を行ううえで、グーグルアナリティクスは欠かせません。

しかし、正しい使い方を知らないと正確な分析ができず、単にアクセス数が増えた事に一喜一憂する羽目に陥ります。

アクセス数が増えたからといって、正しい使い方を知らなければ、結果、単に自身の足跡を喜んでいただけだったという事になりかねないからです。

このサイト管理者自身や内部関係の足跡を内部トラフィックと呼びます。

グーグルアナリティクスを導入する際には、正確に情報収集して分析できるように、この内部トラフィックがアクセス情報に含まれないように環境設定が必要です。

この環境設定には2種類の方法があります。

グーグル アナリティクス オプトアウトというアドオンをインストールする。

このアドオンは、ユーザーがウェブサイトにアクセスした際に、ユーザー側にて、アクセス情報をウェブサイト側に開示しないようにする為のものです。

そもそもウェブサイト側で取得できる情報(アクセス情報)には個人情報は含まれておらず、個人情報保護の観点において問題はなかったのですが、アクセス情報を取得したウェブサイト側にこの情報が止まる限りは問題なくとも、このアクセス情報が第三者に提供された際に、その第三者が既に有する情報と合わさる事で個人情報となり得る事から、現在では、ウェブサイトにアクセスする側において、アクセス情報をウェブサイトに渡すか渡さないかを選べるようになったわけです。

従いまして、このアドオンは本来はアクセス解析を行うウェブサイト運営側の為のものではありません。

しかし、先のとおり、ウェブサイトにアクセスした際に、ウェブサイト側にアクセス情報を渡さなくする機能がある事から、アクセス解析する側において、自身の足跡を除外する目的でも利用可能なわけです。

ただし、このアドオンはPCデバイスでしか使えませんので、スマホやタブレット等のモバイルでウェブにアクセスした際の足跡は除外できません。

②グーグルアナリティクスのフィルタ機能を使う

これはデバイスに関係なく、あらかじめ自身に固有な情報(IPアドレス)やユニークな情報(モバイル端末モデル名等)を指定しておき、その情報に一致するアクセスの情報は計測しないようにする事ができるものです。

最も一般的にはIPアドレスを指定する方法です。IPアドレスとは、インターネットにアクセスする際に、アクセスに使用するデバイスに割り振られる番号です。

このように、IP アドレスはデバイスに固有の番号である為、自身の足跡を特定しやすい事から、グーグルアナリティクスのフィルタ設定に良く用いられます。

しかし、このIP アドレスは万能ではありません。

例えば、企業等ですと、社内イントラネットが整備されており、このような環境では、各末端端末には固有の変動のないIPアドレスが割り振られる事が多いのですが、普段スマートホンを使用したり、公共wifiを用いてインターネットにアクセスする際にはIPアドレスが変動する場合が大半なんです。

ですので、IPアドレスでフィルタ設定するのも万能ではありません。

他にはユーザーに固有の情報はなく、あとはなるべくユニークな情報を用いてフィルタ設定するしかありません。

ちなみに、私の場合はモバイル端末のモデル名を使っております。

とにかく、グーグルアナリティクスを用いたアクセス解析をするにおいては、内部トラフィックの除外をした方が、より正確な分析に繋がりますので、内部トラフィックは先の方法を参考に除外しておくようにしましょう。

グーグルアドセンス – 最適化

分析、マーケティング

1.「グーグルアドセンス」とは

「グーグルアドセンス」とは、Googleが提供しているコンテンツ連動型広告配信サービスのことです。

よくネットサーフィンしていて、ページ閲覧中に、ページ内にウェブ広告(ディスプレイ広告と言います)が表示されていると思います。あの広告なんですが、今まさしく閲覧しているホームページの管理者がグーグルに広告スペースを貸しており、一定の効果があった場合にグーグルから収益を受け取れるという仕組みなんです(1クリックあたり、1インプレッションあたり等)。

グーグルには「グーグル広告」というサービスもありますが、これはまた少し違います。先のウェブ上に表示されるディスプレイ広告やリスティング広告(検索エンジンの検索結果にユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される広告)を出したい方が申し込むのが「グーグル広告」となります。

つまり、「グーグルアドセンス」はサイト運営者を対象とするサービスであり、「グーグル広告」は広告主を対象とするサービスです。

この「グーグル広告」の広告の掲載先の一つとしてホームページが活用されており、「グーグルアドセンス」に登録すると、そのホームページにディスプレイ広告が表示され、一定の効果があった場合に収益が得れる仕組みなわけであります。

街中でよく「広告主募集」といった看板を見かけますが、まさしくそのウェブ版です。

2.自身のホームページにもグーグルのディスプレイ広告を掲載したい

グーグルのディスプレイ広告を自身のホームページに表示させ、収益を得ようと思ったら「グーグルアドセンス」に申し込みが必要です。

この申し込みには初期費用や月額料金などは一切かからず、サイトを所有していれば誰でも申込が可能なのですが、サービスを開始する前にGoogleの審査を通過する必要があります。

最近ではこの審査が厳しいと噂されており、なかなか申請しても承認されないケースが多いようです。

ちなみに当オフィスのホームページにおきましても、先日「グーグルアドセンス」に申し込みを行ってみました。結果、申し込みの翌日には承認メールが届きまして、ディスプレイ広告の掲出がされていると思います。

審査が厳しいと噂されてはおりますが、実は審査に合格するのはそんなに難しいことではありません。

審査合格の要件は、

①「Adsenseプログラムポリシー」に自身のホームページが準拠(最適化)していること

または、

②「グーグルウェブマスターガイドライン」に準拠(最適化)していること

この2点のみです。

3.「Adsenseプログラムポリシー」とは何か?

契約

グーグルアドセンスに申し込んで承認され、収益を得れるようになるという事は、グーグルとホームページ管理者間で契約が成立するということです。

この契約内容を平易に説明すると、サイト運営者には、グーグルに広告スペースを貸し出す義務と収益を得る権利があり、グーグルには、サイト運営者に収益を払う義務と広告を掲載する権利があるわけです。

そして、お互いに義務違反がないようにお互いに守るべき規約が各種定められており、そのうちの一つに「Adsenseプログラムポリシー」があります。

この「Adsenseプログラムポリシー」は主にサイト運営者が守るべき事項が定められており、アドセンス広告を掲出するサイトには不正なコンテンツや有害なコンテンツは掲載してはならない等の「コンテンツポリシー」や、広告の配置箇所についても取り決めた「広告プレースメントポリシー」などがあります。

広告主からするとお金を払って広告を出しているわけですから、有害なサイトに広告が表示されたらイメージダウンですし、そうなったら広告掲載を受注しているグーグルの責任となります。また、広告の掲載の仕方においても消費者契約法等の消費者を守る法律がありますので、広告業者は誤解のないような広告掲載をしなければなりませんし、これについてもグーグルには責任があります。

従いましてグーグルが先のような規約遵守を契約内容に盛り込むのは当然のことです。

4.「グーグルウェブマスターガイドライン」

別のブログ(検索エンジン最適化とは?)で説明しておりますが、ウェブの世界でも、普段私たちが社会で営みを持つ際のルールを守っていく必要があります。そして、ウェブの世界においては検索エンジンを運営する事業者が世の中のルールに基づき、各種規制やガイドラインを策定しております。

そして、グーグルはサイト所有者がサイト運営するうえで守るべき事項として「グーグルウェブマスターガイドライン」というものを策定しているわけです。

5.アドセンス審査合格するには先のポリシーやガイドラインに最適化が必要

SEO用語集サムネイル

アドセンスの審査に不合格になる方というのはこれら規約やガイドラインの順守、最適化がされていないからだと思われます。

先のポリシーやガイドラインはグーグルのホームページに全て掲載されておりますので一読が必要となります。

これら規約類を一読し、自身のサイトを最適化することが、アドセンス審査合格への早道です。

6.グーグルアドセンスの審査合格しても油断大敵

先に説明したポリシーには、アドセンス審査合格後もサイト運営者が守るべき事項が定められております。そして、よくお約束違反となりやすいのが、サイト運営者自身が、自身のサイトに掲載された広告をクリックしたりしてしまうことです。

この行為に対してが最も厳しく、場合によってはグーグルから契約解除されてしまいます。グーグルの「ディスプレイ広告」や「リスティング広告」は、基本的に広告1クリックあたりで広告主に課金されております。

グーグルにお金を払って広告を出している広告主は、純然たる見込み客を期待してお金を払っているわけでして、意味もなく、自身のサイトに掲載された広告をクリックする行為には厳しく対処されてしまうわけです。

また、グーグルの「ディスプレイ広告」や「リスティング広告」にはクリック課金広告以外にも「インプレッション課金広告」という課金形態もあります。

「インプレッション課金広告」は、サイトにアクセスしたユーザーに広告が表示されただけで課金される仕組みの広告です。

クリック課金広告よりは課金単価は安いのですが、しかしこれも、広告主からすると意味もなく広告が表示されるのは迷惑な行為です。

従って、グーグルアドセンスに登録するサイト運営者自身が、自身のサイトを意味もなく閲覧するのはNGとなります。

この行為についても制裁が定められていますので注意が必要です。

7.自身のサイトを閲覧する際にアドセンス広告が表示されないようにするには?

しかし、どうやってもサイト編集作業等する際には、正常に表示されているのかを確認するデバック作業が必要となります。

グーグルアドセンスの規約違反にならないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?

例えば、グーグルにはグーグルアナリティクスというアクセス解析ツールがあります。このアナリティクスですと、自身がウェブアクセスに使用している端末のIPアドレスを指定してフィルタ制限することが可能だったりしますが、グーグルアドセンスにはこのような機能はありません。

ではどうすれば良いのか?

①別のブラウザを使う

私の場合、自身のサイトへのアクセスの際には「OPERA(オペラ)」というブラウザを使うようにしております。

オペラにはコンテンツブロック機能がオペラ単体にデフォルトで搭載されておりまして、インターネット広告の除去がOpera本体だけで可能なんです。つまり、ウェブ広告を非表示にすることが可能なブラウザです。

②PHP言語で条件分岐のコーディングを行う

ワードプレスには、is_user_logged_in()という、サイト管理者が管理者ページにログインしているかをチェックし、返り値としてtrueかfalseを返す関数が用意されております。

PHP言語の知識があれば、上記関数の返り値による条件分岐で、グーグルアドセンスのスクリプトコードを動的に出力/非出力の切り替えが可能となります。

8.まとめ

リアルタイムな社会

グーグルアドセンスにかかわらず、サイト運営するうえで検索エンジン事業者が定めたルール、ガイドラインを遵守するのは大事です。これらルールに最適化するには先の各種ガイドライン類はウェブ上で公開されておりますので必ず一読しましょう。

SEOチェックツール

Seobilityバナー

SEOチェックツール「Seobility」

私はオフィスのホームページのSEO(検索エンジン最適化)の進捗度合いを測る指標として、「Seobility」というチェッカーを使っています。

検索エンジン最適化を図るうえで色々な要因があるわけですが、このツールは、「メタ情報」、「ページ品質」、「ページ構造」、「リンク構造」、「サーバー要因」、「外部要因」といった大きく6つの要因について採点してくれるツールでありまして、そのサイトにおける検索エンジン最適化を阻害し得る要因を教えてくれるツールです。

当サイトのSEO(検索エンジン最適化)進捗度を測ってみた

SEO採点結果画面
Seobility採点結果画面

これが当オフィスサイトの現状におけるSEO採点結果です。

「Seobility」検証結果画面
Seobility採点結果画面詳細

ご覧のとおり、大きく分けて6つの要因ごとに進捗度が採点されています。当オフィスサイトの場合、「ページ品質」が49%、「リンク構造」が25%、「サーバー要因」が63%、「外部要因」が23%と、これらの要因が足を引っ張っている状況です。

これら要因を細かく検証した結果もこのツールでは表示されます。

1.「ページ品質」

「ページ品質」検証結果画面
「ページ品質」検証結果

当サイトにおける「ページ品質」の進捗度は49%なのですが、その原因は、有用な情報を提供するためには有用な語彙を少なくとも250使う必要があるらしく、それに対し、私のサイトでの有用な語彙は84単語しか使われていないという結果が出ております。

これについては英語圏のチェックツールですのでどこまで信用して良いのか半信半疑ですが、検索エンジン最適化においてグーグルは、良質な被リンクや良質なアクセス件数でもってそのサイトのページ品質を判断していると言われていますから、良質なアクセス数を増やすには検索エンジンでヒットする確率をまずは増やす必要があるわけですし、そのためには語彙数を増やす必要があるというのはうなずけます。参考にはなるのではないでしょうか。

今後、この「ページ品質」の進捗度を上げるためにはブログ投稿数を増やしていきたいと思います。

2.「リンク構造」

「リンク構造」検証結果画面
「リンク構造」検証結果

この「リンク構造」の進捗度を落としている原因としては、内部リンクにおいて、動的なパラメーターを用いているのが最大の要因のようです。

なるほど確かにグーグルは、動的なリンクの有無で無関係のサイトへと誘導する恐れのある有害なサイトかどうかを判断し、順位を下げるかどうかの判断基準にしていると言われています。

しかしこれについては当オフィスホームページの機能上やむを得ないものであり、私としてはこれ以上の改善は難しい状況です。

と言いますのも、ニュース一覧やブログ一覧表示などは、PHP言語による自作テンプレートでして、データベースから各投稿のタイトルや投稿日時、リンク等を取得し、hrefリンク属性(URL)パラメーターにはPHP言語の変数を用いて動的に書き換えているという意味なんだと思います。

この技術なくしてホームページで会社の「今(旬)」を伝えることは叶いません。別の要因を改善してこの分を挽回するしかありません。

3.「サーバー要因」

「サーバー要因」検証結果画面
「サーバー要因」検証結果

この「サーバー要因」においては、ページのレスポンスタイムで進捗度が図られているようです。確かに、表示に時間のかかるようなサイトはユーザーに優しくないですし、サイトの品質に影響を及ぼすことと思います。

この要因についても、読み込んでいるCSSファイル数およびJSファイル数が影響しているようでして、残念ながら改善は難しいです。

4.「外部要因」

「外部要因」検証結果画面
「外部要因」検証結果

さて残るはこの「外部要因」ですが、「ページ品質」と並んで改善しやすい、改善の余地のある要因だと思います。

と言いますのも、この「外部要因」と言いますのは、良質な被リンク数でもって採点しているからです。

被リンクとは何かといいますと、別のサイトからリンクされているかどうかという事です。また、そのリンクは良質な被リンクでなければなりません。

例えば違法なウェブサイトからリンクされているサイトは信用してよいのかどうか判断に影響を及ぼしますし、意図的に意味のないサイトを設けてそこからリンクしても、リンク元のページ内容が良質でなければ意味がありません。

結果、優良なサイトからの被リンクなくして被リンク数のカウントには至りません。

この「外部要因」につきましては「ページ品質」と共通する部分がありまして、努力次第では改善の余地が大きい要因です。

「ページ品質」でも書きましたが、投稿数を増やすことで語彙数が増え、それにより検索エンジンでヒットする確率があがり、それが自然な被リンクにつながっていくからです。

ですので「外部要因」改善方法は「ページ品質」と同じです。とにかくまずは投稿数を増やして検索でヒットする確率を増やすこと。これにつきます。

大手メーカー等のポータルサイトを検証してみた結果..

他企業検証結果1
他企業検証結果2
他企業検証結果3

意外と大手企業サイトでも採点結果(進捗度)は60%前後が多いです。しかし、世界のトヨタだけは別格、比較的高得点です。

Seoチェックツールは役に立つのか?

Seobility SEO ToolSeobility SEO Tool

SEO(検索エンジン最適化)とは、人の社会における社会性のことと認識しております。従いまして、とりわけ「ページ品質」(いわゆるその人の外見、印象にあたる)や「外部要因(被リンク)」(その人の人間関係、社交性にあたる)のファクターは大きいのではないかと思います。

そしてこのチェックツールはそれら要因の進捗度が示されているわけでして、この進捗度を100%に至らないまでも改善していくことは検索エンジン最適化につながることと思います。

改善が進み進捗度が100%に近づいたとき、それは、ウェブの世界において、そのホームページが社会的に認識されたときなのではないでしょうか。